91年からの映画化構想が実現した,遠藤周作の沈黙-サイレンス-を見てきた

遠藤周作の沈黙を見てきた

遠藤周作原作の沈黙-サイレンス-を見てきました。
遠藤周作の小説は,実は1つも読んだことがなく,映画化されたものを見たこともないです。

それはそれで,いいのかっていう話はありますが,今回の映画で遠藤周作デビューです笑

監督マーティン・スコセッシとは!

スコセッシと言えば,ハスラー2,グッドフェローズなんていう名作映画の監督として知られています。この2つ以外にもたくさんいい映画はいっぱいあると思いますが,個人的にはハスラー2とグッドフェローズはかっこよくて大好きな映画です。是非見てください。

ちなみに,グッドフェローズはAmazonプライム会員なら無料で見られます!!

そしてアカデミー賞を受賞したディパーテッド!

特にディパーテッドは,インファナル・アフェアという香港映画をリメイクした作品で,インファナル・アフェアはもちろんいい映画だったのですが,リメイクし,アメリカナイズされてもいい映画になっています。

沈黙の映画化構想も1991年と結構昔からあったようです。長年映画化したかった原作をとうとう映画にできたといったところでしょうね。
原作を読んだときから映画化したいという思いがあったようです。

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沈黙の凄さ

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17世紀のキリスト教弾圧が起こっていた日本を描いた歴史小説が原作です。
社会科で出てくるイエズス会の司祭が出てきます笑

この映画は,非常に淡々と進行していくように見えますが,棄教した恩師フェレイラの行方を探すロドリゴの苦悩,フェレイラの棄教に至るまでの経緯などヘビーな話が短い時間に詰まっています。

この映画のすごいところは,ハリウッドスターのリアム・ニーソン,アンドリュー・ガーフィールドと一緒に,浅野忠信,イッセー尾形,窪塚洋介が共演しているところ。

そして個人的には,日本人キリシタンとして拘束される中に加瀬亮,キリシタンの村にいる村人片桐はいりなど,随所に出てくる大スターも見逃せません。

なにより,あのイエスの踏み絵がこんなに重い意味を持つとともに,たったこのためにどれだけ多くの人が苦しんだのかと思うと複雑な気持ちになります。

まとめ

ポルトガル人が日本に来て,キリスト教を布教しようとしたものの,弾圧され思うように布教できない苦悩や,自分の深い信仰によって多くの日本人が苦しめられるという葛藤に悩む宣教師がどのような最期を迎えるのか。

これが全てではないし,事実ではないですが,江戸時代に生きたキリシタンの姿が描かれた良い映画でした。

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