MNO側の値下げ
総務省からの要請により,これまで複数年契約や違約金によって,囲い込みをしていたドコモ,au,Softbankの3社に対して,料金が高いことを是正するという事になりました。
正直,格安SIMのMVNOを利用していた私からしたら,別にもうすでに1000円台で安いからいいのに,なんでそんな情弱のために値下げするんだよって思ってしまう感じだったのですが,各社それなりに3000円くらいで使えるプランが出てきましたので,今後どれを使用していくかを私も改めて検討してみたいと思います。
現在の契約内容
LINEモバイル
完全にキャンペーン乞食なんですが,私は2020年の4月にそれまで契約していたDMMモバイルからLINEモバイルにMNPしました。
その時のモチベーションとしては,
1. 引っ越しして通勤時にスマホを使うようになったため,コレまでの契約だった5GBでは容量が不足
2. 7GBに容量を増やしたら,値段が2000円/月になってしまったため,高いと感じてしまった(これを高いと感じるかどうかが全てなんですけどね)
この2つにより,月1000円台で7GBくらい使えるようにならないかという検討をはじめました。
楽天モバイル
そこで救世主のように現れたのが,楽天モバイルのMNO。
1年間無料で,楽天モバイルの回線は高速通信無料で使い放題。楽天モバイルの回線が入らない場合は,5GB/月までauのLTE回線が使える。
というわけで,もはや楽天モバイルのみでいいのではないかという話になりました。その時,神戸市内は楽天モバイル回線の圏内だったし。(結局2021年1月現在も自宅は圏内ですがau回線を掴み続ける。。。)
ただ,楽天モバイルの回線がどれだけ使えるかちょっと怪しいのでMNPは高リスクと判断して別のキャリアを探すことに。
LINEの紹介キャンペーン
というわけで,紹介キャンペーンで10000円分のLINEポイントがもらえるLINEモバイルにしました。10000円分のLINEポイントを貰えて,初月無料もついていたので,実質7ヶ月分くらいの月額分浮きました。
まあ,DMMのMNP手数料が3000円あったので2ヶ月分くらいはこの手数料に取られてしまいましたが。
今回の各社発表のポイント
とりあえずは,表にしてみました。
結論から申し上げると私は楽天モバイルに落ち着きそうです。
MNOのまとめ表
楽天モバイル | NTT docomo (ahamo) | au (povo) | Softbank (Softbank on LINE) | |
---|---|---|---|---|
通信量(~1GB) | 0円 | 2980円 | 2480円 | 2980円 |
通信量(1GB~3GB) | 980円 | ↑ | ↑ | ↑ |
通信量(3~20GB) | 1980円 | ↑ | ↑ | ↑ |
通信量(20GB以上) | 2980円 | ↑(通信制限) | ↑(通信制限) | ↑(通信制限) |
通話料 | アプリ使用で無料 | 5分間無料 | 20円/30秒 | 5分間無料 |
通話無料オプション | なし | +1000円で無制限 | +500円で5分間無料 | +1000円で無制限 |
eSIM | ○ | ○ | ○ | ○ |
メールアドレス | 2021年夏以降提供予定 | なし | なし | なし |
容量使用後の通信制限 | 1Mbps(auエリアで5GB超過後) | 1 | 1Mbps | 1Mbps |
海外利用 | 2GBまで高速通信無料 | 20GBまで高速通信無料(15日間以上は通信制限) | 対応検討中 | アメリカは使用し放題?(明確な記載なし) |
キャンペーン | 1年間無料(先着300万名対象で,最初の1回線のみ) | 先行エントリーでdポイント3000円分 | 先行エントリーでau PAY残高3000円分 | 先行エントリーでPayPay3000円分 |
その他 | LINEデータは通信量カウント外 |
各社の特徴
- 楽天モバイル
1GB未満なら回線使用無料という太っ腹。
余談だけど,両親はこれでほとんどの月無料だわって言ってた。高齢者などはそんなにスマホ使わないからみんなコレにしたらすごく安くできるのではないだろうか。
20GBまでは1980円というところも,ahamo,povo,Softbankより1000円安く設定している価格破壊をさらに引き起こしている。これで楽天モバイルが収益を挙げられるのかが疑問笑
ユーザとしては20GBを超えなければ楽天モバイルが一番安いじゃんってなる。
海外利用分は2GBしかないというところがahamoに比べてちょっと惜しいところ。
- ahamo
個人的にahamoの一番の目玉は,15日未満の海外の使用が20GBまで可能であるところ。サラリーマンのわたしが最大限旅行に行けても10日間くらいなので,日数は全然クリア。
1日2GBも使わないからかなり美味しい。
ただCOVID-19の影響で,今年1年間で海外旅行に行けるのかと言われると未知数。。。
そういう意味では,楽天プレミアムカードも続けてていいのかという問題がある笑
- povo
音声通話無料をオプション化して安くしてきているところ。個人的には,こういうプランにしてくれたほうがありがたい。
ただ,海外は現時点では不明瞭。
- Softbank on LINE
LINEでのデータはカウント外というところで,LINEの通話はデータもカウントされないというところ良いのかもしれないが,我が家はインターネット利用料無料の賃貸マンションのためあまりメリットを感じない。
海外の使用に関しては,記載がないがSoftbankがアメリカ放題というのをやっているからコレに準ずるものになるのではないかと推測
MVNOはどうなのか?
ここまでMNOに価格破壊されると,MVNO側は溜まったものではないというのが本音だと思うのですが,まだ粘り強くさらなる価格破壊を行おうとしているところもありました。
ただ,基本的には回線価格がコレ以上下がらないと,利益を生み出せない苦しいところなのだと思います。
音声通話SIMに限定しますと,下記の表が参考になりそう。
楽天モバイルと比較して,対抗馬になりそうなものだけをピックアップさせていただきます。
楽天モバイル | 日本通信(4月までは通信量の最大は16GB) | mineo 20GBプラン | |
---|---|---|---|
通信量(~1GB) | 0円 | 1980円 | 1980円 |
通信量(1GB~3GB) | 980円 | ↑ | ↑ |
通信量(3~20GB) | 1980円 | ↑ | ↑ |
通信量(20GB以上) | 2980円 | ↑(通信制限) | ↑(通信制限) |
通話料 | アプリ使用で無料 | 月70分通話無料 | 20円/30秒 |
通話無料オプション | なし | なし | 850円で10分かけ放題プランあり |
eSIM | ○ | ☓ | ☓ |
メールアドレス | 2021年夏以降提供予定 | なし | なし |
容量使用後の通信制限 | 1Mbps(auエリアで5GB超過後) | 低速通信(記載なし) | 200kbps |
海外利用 | 2GBまで高速通信無料 | 通話のみ可能でデータ通信は不可能 | 通話のみ可能でデータ通信は不可能 |
キャンペーン | 1年間無料(先着300万名対象で,最初の1回線のみ) | 新規契約の場合20GBの利用料は3ヶ月間は,900円/月 | |
その他 | 初期手数料3000円 | 初期手数料3000円,SIMカード400円 |
日本通信の合理的20GBプランとmineoの20GBくらいしか対抗馬になりそうなものはなかった感じです。
両者ともに海外でのデータ通信が不可能というところがちょっと痛いところ。
ただ,楽天モバイルは20GBを超過してしまうとかってに2980円支払うことになってしまうので,そういう意味では20GBで決められた1980円のプランにして,その後は通信制限で1000円浮かせるというのも手段ではあります。
私の毎月の使用容量は10GBくらいなので,気にしなくてもいいのかなという気もしてしまうけれど笑
まとめ
電話が不要なので,とにかくデータ容量での値段を値切ろうとするとまだMVNOにも魅力があるところですが,初期費用がやはりかかるところも痛いですね。
楽天モバイルにしようかな。。。
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